====== Fedora 29 でログイン後に毎回ホットスポットログイン(gnome-shell-portal-helper)が表示される ======
Fedora 29 でログイン後に、Wi-Fi ホットスポットを利用していないのに、毎回ホットスポットログイン(gnome-shell-portal-helper)が表示される。\\
ホットスポットとは、無線LANを利用したインターネットへの接続を提供するサービスのことである。(Wi-Fi ホットスポット)\\
gnome-shell-portal-helper は Wi-Fi ホットスポットに接続するためのヘルパープログラムである。\\
自分は Wi-Fi ホットスポットを利用していないので、gnome-shell-portal-helper を無効化する。\\

===== gnome-shell-portal-helper の情報 =====
gnome-shell-portal-helper は NetworkManager の一部として機能している。\\
\\
本体: /usr/libexec/gnome-shell-portal-helper\\
本体の所属パッケージ: gnome-shell\\
構成ファイル: /usr/lib/NetworkManager/conf.d/20-connectivity-fedora.conf\\
構成ファイルの所属パッケージ: NetworkManager-config-connectivity-fedora\\
画面: {{:linux:gnome-shell-portal-helper.png?500|ホットスポットログイン}}\\

===== gnome-shell-portal-helper の無効化方法 =====
NetworkManager.conf のマニュアルを参照する。
<code>
$ man NetworkManager.conf
</code>
マニュアルより抜粋\\
<WRAP prewrap 100%>
<code>
　デフォルトの NetworkManager.conf がディストリビューションのパッケージによって提供されている場合、パッケージの更新によって変更が上書きされる可能性があるため、変更しないでください。代わりに、追加の .conf ファイルを /etc/NetworkManager/conf.d ディレクトリに追加できます。これらは順番に読み込まれ、後のファイルは前のファイルを上書きします。パッケージは /usr/lib/NetworkManager/conf.d にさらに設定スニペットをインストールするかもしれません。
　このディレクトリは、NetworkManager.conf の前であっても最初に解析されます。スクリプトはブートごとの設定を /run/NetworkManager/conf.d に入れることもできます。このディレクトリは、NetworkManager.conf の前にも2番目に解析されます。ファイル /etc/NetworkManager/conf.d/name.conf を追加することで、ファイル /run/NetworkManager/conf.d/name.conf のロードを防ぐことができます。同様に、ファイル /usr/lib/NetworkManager/conf.d/name.conf は、同じ名前のファイルを /etc/NetworkManager/conf.d または /run/NetworkManager/conf.d のいずれかに置くことによってシャドウすることができます。
</code>
</WRAP>
つまり、/etc/NetworkManager/conf.d に空ファイルを作れば、gnome-shell-portal-helper を無効化できる。
<code>
$ sudo touch /etc/NetworkManager/conf.d/20-connectivity-fedora.conf
</code>

===== 参考文献 =====
[[https://unix.stackexchange.com/questions/419422/wifi-disable-hotspot-login-screen|linux - WIFI - Disable Hotspot Login Screen - Unix & Linux Stack Exchange]]\\