Fedora は年2回のメジャー バージョンアップと頻繁な Kernel やソフトウェアのアップデートが行われるので、システム アップデートの後に再起動すると偶に起動しないこともある。(私はFedora Core 3 ~ 6, Fedora 7 ~ 10 と利用しているが、3度ほど起動不能を経験している。)
GRUB のブートメニューより、以前に正常動作していたバージョンの Kernel を選択して起動する。殆どの場合この方法で起動する。
この方法で起動する場合は、次のバージョンの Kernel が提供されるまでは、正常動作する Kernel を使いつづける。
GRUB は stage1 と stage2 の二つのプログラムで構成されている。stage1 を MBR(マスタ ブート レコード - Master Boot Record) に格納しておくことで、マシンがディスクから起動する際に、GRUB が一番最初に実行されるようになる。しかし、MBR は DOS/V機(PC/AT互換機)の場合 512 byte しかないので、GRUB のメイン機能を含む stage2 は MBR とは別の領域に格納されることになる。
「GRUB」と表示されてフリースする現象は、MBR の stage1 が実行されて画面に「GRUB」と表示した後に、stage2 を実行しようとしてフリーズしていることが原因である。
その場合、Fedora のインストール CD/DVD のレスキュー機能にて起動し、GRUB を再インストールする必要がある。