dotnet:iron_python_studio

IronPython Studio - IronPython(.NET 対応 Pyhton) の総合開発環境

 IronPython Studio は、IronPython(.NET 対応 Python) の総合開発環境である。IronPython を利用して Windows アプリケーションやクラスライブラリ、コンソール アプリケーション、および、WPF(Windows Presentation Foundation ) アプリケーションの開発を行うことができる。

 IronPython Studio をインストールするには、Visual Studio 2008 Shell または Visual Studio 2008 が必要である。
※ Visual Studio 2008 Professional 以上がインストールされている場合は、Visual Studio 2008 Shell を入れる必要はない。IronPython Studio の Visual Studio 統合版を入れるだけ利用することができる。(スタンドアローン版を動かしたい場合は、Visual Studio 2008 Shell (isolated mode) を入れる必要がある。)

 Visual Studio 2008 Shell は、以下の再頒布可能パッケージを入手することでインストールすることができる。


 再頒布可能パッケージはインストールすると、以下のような指定のパスに展開されるだけであるため、別途 exe ファイルを実行して Visual Studio 2008 Shell をインストールしなければならない。

展開先:  \VS 2008 Shell Redist\Integrated Mode\
ファイル: vside.jpn.exe - Visual Studio 2008 Shell インストーラ

展開先:  \VS 2008 Shell Redist\Isolated Mode\
ファイル: vs_shell_isolated.jpn.exe Visual Studio 2008 Shell Runtime インストーラ

 IronPython Studio のソースコードをビルドするには、以下のソフトウエアが必要である。

 IronPython Studio パッケージは 2 つ提供されている。1 つは Visual Studio 2008 Shell と分離されてスタンドアローン(Visual Studio 2008 Shell Runtime) で動作するパッケージで、もう 1 つは、Visual Studio 2008 Shell に統合されて動作するパッケージである。用途に応じたパッケージを選択して、以下のサイトより IronPython Studio をダウンロードする。

 IronPythonStudio - Release: IronPython Studio 1.0 - ダウンロードページ

 IronPythonStudioIsolatedSetup - スタンドアローン版
 IronPythonStudioSource - ソース コード
 IronPythonScreenCast (wmv) - スクリーン キャスト
 IronPythonStudioIntegratedSetup - Visual Studio 統合版

 用途に応じたパッケージのセットアップを実行してインストールを行う。

 IronPython Studio のインストール状態を確認するために、プロジェクトの新規作成を開始する。
プロジェクトテンプレートNG
 WPF Application のみが存在する場合は、インストールに失敗しているので、以下の対処を行う必要がある。

 ※以下の対応を行うには管理者権限が必要です。

  1. 以下の移動元パスに存在するすべての zip ファイルを移動先パスへ移動する。(プロジェクトテンプレートの対応)
    移動元パス
    C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\IronPython Studio\1033\

    移動先パス

    C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\IronPython Studio\
  2. 空になった 1033 フォルダを削除する。
    削除パス
    C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\IronPython Studio\1033\
  3. 上記と併せて以下の移動元パスに存在するすべての zip ファイルも移動先パスへ移動する。(アイテムテンプレートの対応)
    移動元パス
    C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\IronPython Studio\1033\

    移動先パス

    C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\IronPython Studio\
  4. 空になった 1033 フォルダを削除する。
    削除パス
    C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\IronPython Studio\1033\
  5. スタートメニューより[すべてのプログラム]-[Microsoft Visual Studio 2008]-[Visual Studio Tools]-[Visual Studio 2008 コマンド プロンプト]を「管理者として実行」する。
  6. 「Visual Studio 2008 コマンド プロンプト」にて以下のコマンドを実行して、プロジェクトテンプレートキャッシュとアイテムテンプレートキャッシュを再生成する。(完了するまでしばらく待つ)
    > devenv /setup
  7. もう一度、IronPython Studio プロジェクトの新規作成を開始して、「Windows Application」、「Class Library」、「Console Application」のテンプレートが増えていることを確認する。
    プロジェクトテンプレートOK
  8. プロジェクトへの「新しい項目の追加」を開始して、以下のテンプレートが表示されることも確認する。
    アイテムテンプレートOK


参考文献:
IronPython Studio - Discussions - missing project templates

  • dotnet/iron_python_studio.txt
  • 最終更新: 2019/08/19 07:02
  • by ともやん