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linux:fedora:2tb_over_disk_install [2024/02/04 09:58] – 削除 - 外部編集 (Unknown date) 非ログインユーザー | linux:fedora:2tb_over_disk_install [2024/02/04 09:58] (現在) – ↷ linux:fedora_2tb_over_disk_install から linux:fedora:2tb_over_disk_install へページの移動と名称変更しました。 ともやん | ||
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+ | ====== Fedora 11 を 2TB 超えの大容量ディスクにインストールする ====== | ||
+ | 最近では 1TB の大容量ディスクの価格が7000円台と手頃になったため、ディスク複数台で RAID を構成するとすぐに数テラのArrayを構築できてしまう。\\ | ||
+ | \\ | ||
+ | しかし、MBR や GRUB、ハードウェアなどの制限のために、2TB を超えるディスク領域に OS をセットアップすると、正常に起動できないというトラブルを招くことになる。(俗にいう 2TB の壁に悩まされる。)\\ | ||
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+ | Fedora 11 においても、2TB の RAID Array に OS をインストールすると、インストール自体は正常終了するが起動できないというトラブルが発生する。(Intel MAC や Itanium を除く)\\ | ||
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+ | ===== Intel MAC や Itanium ベース システム(IA-64)のパーティションテーブルについて ===== | ||
+ | Intel MAC や Itanium ベース システム(IA-64)では、GPT(GUID Partition Table) と呼ばれる大容量に対応できるパーティションテーブルを採用している。\\ | ||
+ | また、これらのシステムは GPT 形式のパーティションから起動するように設計されているので、2TB の壁に悩まされることはない。\\ | ||
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+ | ===== 従来のシステムのパーティションテーブルについて ===== | ||
+ | 従来のパソコンでは、MBR(Master Boot Record) 形式のパーティションテーブルを採用していて、最大で 2TB(正確には 4, | ||
+ | また、これらのシステムは MBR 形式のパーティションから起動するように設計されているので、何も考慮せずに OS をインストールすると 2TB の壁に悩まされることになる。\\ | ||
+ | |||
+ | ===== 従来のシステム構成で 2TB の壁を越える方法 ===== | ||
+ | ここでは、RAID カードと Fedora 11 x86_64 と LVM を利用して、2TB の壁を越える方法を説明する。RAID カードは HighPoint 社製の RocketRAID 1740 を利用したが、Fedora 上でハードウェア RAID として使えて RAID Array を複数に分割できるものであれば、同様の方法で 2TB の壁を越えることが可能である。\\ | ||
+ | \\ | ||
+ | |||
+ | ==== RAID カードの設定 ==== | ||
+ | 今回は一番手ごろな価格帯のディスクである、Seagate の 1TB ディスクを 4 台準備した。 | ||
+ | ^ 型番 | ||
+ | |ST31000333AS | ||
+ | |ST31000333AS | ||
+ | |ST31000333AS | ||
+ | |ST31000333AS | ||
+ | 以下は RAID カードの BIOS で認識している内容である。\\ | ||
+ | {{: | ||
+ | この 4 台で RAID5 を組むことにする。\\ | ||
+ | \\ | ||
+ | 単純に一つの RAID5 Array として構築すると、実容量が 931.51GB x (4 - 1)台 = 2794.53GB となるため、2TB の壁を越えてブートできなくなる。そのため、以下のように分割して RAID Array を定義する。 | ||
+ | ^ Array 名 ^ 容量 | ||
+ | |RAID_5_0 | ||
+ | |RAID_5_1 | ||
+ | {{: | ||