linux:introduction

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linux:introduction [2020/03/08 06:31] ともやんlinux:introduction [2020/08/21 05:53] ともやん
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 +<html>
 +  <style>
 +    #result pre, #mincode pre {
 +      overflow: hidden;
 +      font-size: 10px;
 +    }
 +    #result_long pre, #mincode_long pre  {
 +      height: 250px;
 +      overflow: scroll;
 +      overflow-x: hidden;
 +      font-size: 10px;
 +    }
 +    #mintbl table, #mintbl_linux table {
 +      font-size: 12px;
 +    }
 +    #mintbl_linux .col0 {
 +      width: 150px;
 +    }
 +    .dokuwiki .plugin_wrap table {
 +      width: auto;
 +    }
 +    #logo {
 +      background-color: white;
 +      padding: 10px;
 +      width: fit-content;
 +    }
 +    #logo p {
 +      margin: 0;
 +    }
 +  </style>
 +</html>
 ====== Linux 入門 ====== ====== Linux 入門 ======
  
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 \\ \\
  つまり、ディストリビューションごとに同じプログラムであっても、採用していなかったりバージョンが異なっていたりアレンジされている場合があるので、ユーザはディストリビューションごとの特色を理解し、自分の利用目的に一番マッチしているものを選定しなければならない。\\  つまり、ディストリビューションごとに同じプログラムであっても、採用していなかったりバージョンが異なっていたりアレンジされている場合があるので、ユーザはディストリビューションごとの特色を理解し、自分の利用目的に一番マッチしているものを選定しなければならない。\\
 +<WRAP prewrap 100% #mintbl_linux>
 ^名称^主な特徴^ ^名称^主な特徴^
 ^Red Hat系^^ ^Red Hat系^^
-|Fedora<html><br/></html>(フェドーラ)|Red Hat Linux の後継にあたるフリーの Linux。\\ 最新テクノロジをガンガン試すディストリビューションである。\\ 年に2回のペースでメジャーバージョンアップする。カーネルアップデートも頻繁である。\\ パッケージはRPM形式で提供され、dnf、yumex(GUI)などのパッケージ管理機能により\\ メンテが容易である。| +|[[linux:fedora|Fedora]]\\ (フェドーラ)|Red Hat Linux の後継にあたるフリーの Linux。\\ 最新テクノロジをガンガン試すディストリビューションである。\\ 年に2回のペースでメジャーバージョンアップする。カーネルアップデートも頻繁である。\\ パッケージはRPM形式で提供され、dnf、yumex(GUI)などのパッケージ管理機能により\\ メンテが容易である。| 
-| Red Hat Enterprise Linux<html><br/></html> (レッドハット エンタープライズ リナックス)|Fedora のテスト済みの技術をフィードバックし安定化を行った商用 Linux である。\\ レッドハット社が販売している。RHELと略称で呼ばれる場合がある。| +| [[linux:redhat|Red Hat Enterprise Linux]]\\  (レッドハット エンタープライズ リナックス)|Fedora のテスト済みの技術をフィードバックし安定化を行った商用 Linux である。\\ レッドハット社が販売している。RHELと略称で呼ばれる場合がある。| 
-|  CentOS<html><br/></html>  (セントス)|RHELのクローンLinux。RHELがリリースされるとその1ヶ月後位にはCentOSもリリースされる。\\ RHELの無償公開されたソースコードからリビルドされている。| +|  [[linux:centos|CentOS]]\\   (セントス)|RHELのクローンLinux。RHELがリリースされるとその1ヶ月後位にはCentOSもリリースされる。\\ RHELの無償公開されたソースコードからリビルドされている。| 
-|Momonga Linux<html><br/></html>(モモンガ リナックス)|Kondara MNU/Linux(コンダラ ムニュ リナックス)の後継にあたるフリーのLinux。\\ Kondara Project解散時に公開されたCVSリポジトリを元にMomonga Projectが開発を行っている。\\ パッケージはRPM形式を採用している。OmoiKondara(オモコン)などのビルドツールが揃っており、自分好みにカスタマイズして使う玄人向けのLinuxである。| +|[[linux:momonga|Momonga Linux]]\\ (モモンガ リナックス)|Kondara MNU/Linux(コンダラ ムニュ リナックス)の後継にあたるフリーのLinux。\\ Kondara Project解散時に公開されたCVSリポジトリを元にMomonga Projectが開発を行っている。\\ パッケージはRPM形式を採用している。OmoiKondara(オモコン)などのビルドツールが揃っており、自分好みにカスタマイズして使う玄人向けのLinuxである。| 
-|Vine Linux<html><br/></html>(ヴァイン リナックス)|日本国産の日本語対応Linuxディストリビューションの先駆けである。日本でしか使われていない。\\ 採用パッケージは最新版では無いことが多く安定性重視である。\\ アップデートもバージョンアップでは無く、セキュリティパッチや不具合修正がメインである。\\ 最近は普及率減少の傾向にある。|+|[[linux:vine|Vine Linux]]\\ (ヴァイン リナックス)|日本国産の日本語対応Linuxディストリビューションの先駆けである。日本でしか使われていない。\\ 採用パッケージは最新版では無いことが多く安定性重視である。\\ アップデートもバージョンアップでは無く、セキュリティパッチや不具合修正がメインである。\\ 最近は普及率減少の傾向にある。|
 ^Debian系^^ ^Debian系^^
-|Debian GNU/Linux<html><br/></html>(デビアン グヌー リナックス)|フリーなオペレーティングシステムを理念とするLinux。\\ Debian GNU/Linux 5.0 "Lenny"のように、コードネームにはディズニー映画「トイストーリ」のキャラクタの名前が使用される。\\ パッケージはdeb形式で提供され、apt-get、aptitude、Synaptic(GUI)などパッケージ管理機能によりメンテが容易である。| +|[[linux:debian|Debian GNU/Linux]]\\ (デビアン グヌー リナックス)|フリーなオペレーティングシステムを理念とするLinux。\\ Debian GNU/Linux 5.0 "Lenny"のように、コードネームにはディズニー映画「トイストーリ」のキャラクタの名前が使用される。\\ パッケージはdeb形式で提供され、apt-get、aptitude、Synaptic(GUI)などパッケージ管理機能によりメンテが容易である。| 
-| KNOPPIX<html><br/></html> (クノーピクス)|DebianをベースにCD/DVDメディア1枚でブートして利用できるLinux。\\ 周辺機器やネットワーク、様々なファイルシステムを認識できるのでリカバリ用途にも利用される。| +| [[linux:knoppix|KNOPPIX]]\\  (クノーピクス)|DebianをベースにCD/DVDメディア1枚でブートして利用できるLinux。\\ 周辺機器やネットワーク、様々なファイルシステムを認識できるのでリカバリ用途にも利用される。| 
-|  Xenoppix<html><br/></html>  (ゼノーピクス)|KNOPPIXをベースにXen(仮想マシンソフト)を搭載した日本国産Linux。| +|  [[linux:xenoppix|Xenoppix]]\\  (ゼノーピクス)|KNOPPIXをベースにXen(仮想マシンソフト)を搭載した日本国産Linux。| 
-|Ubuntu<html><br/></html>(ウブントゥ)|Debianをベースに使い易さを売りにしているLinux。\\ インストールの容易さと年2回の定期的なリリースを目指している。\\ リリースはGNOMEの次の月(最新のGNOMEを含むため)になるように計画されている。\\ デスクトップ環境の充実に重点をおいており、DELLがPCの搭載OSに採用している。|+|[[linux:ubuntu|Ubuntu]]\\ (ウブントゥ)|Debianをベースに使い易さを売りにしているLinux。\\ インストールの容易さと年2回の定期的なリリースを目指している。\\ リリースはGNOMEの次の月(最新のGNOMEを含むため)になるように計画されている。\\ デスクトップ環境の充実に重点をおいており、DELLがPCの搭載OSに採用している。|
 ^Slackware系^^ ^Slackware系^^
-|Slackware<html><br/></html>(スラックウェア)|Linuxの中でも歴史が長く、FM TOWNSにも移植されたりと人気があった。\\ 現在は下火だが、アプリなどが殆どアレンジされずにパッケージ化されており、素に近い状態から設定できるなどLinuxの学習向けによい。スラッカーと呼ばれるファンも根強く残っている。| +|[[linux:slackware|Slackware]]\\ (スラックウェア)|Linuxの中でも歴史が長く、FM TOWNSにも移植されたりと人気があった。\\ 現在は下火だが、アプリなどが殆どアレンジされずにパッケージ化されており、素に近い状態から設定できるなどLinuxの学習向けによい。スラッカーと呼ばれるファンも根強く残っている。| 
-|openSUSE<html><br/></html>(オープン スーゼ)|ドイツで開発されたSuSE Linuxがノベルに買収され、オープンソース化を目指して改名された。\\ 優れたOS設定ツールであるYaST、YaST2を搭載している。パッケージはRPM形式を採用。\\ カーネルやアプリは少し枯れてはいるが安定性を重視し採用している。 | +|[[linux:opensuse|openSUSE]]\\ (オープン スーゼ)|ドイツで開発されたSuSE Linuxがノベルに買収され、オープンソース化を目指して改名された。\\ 優れたOS設定ツールであるYaST、YaST2を搭載している。パッケージはRPM形式を採用。\\ カーネルやアプリは少し枯れてはいるが安定性を重視し採用している。 | 
-| SUSE Linux Enterprise<html><br/></html> (スーゼ リナックス エンタープライズ)|コミュニティがテスト済みの安定したopenSUSEをベースとする商用Linuxである。 |+| [[linux:suse|SUSE Linux Enterprise]]\\  (スーゼ リナックス エンタープライズ)|コミュニティがテスト済みの安定したopenSUSEをベースとする商用Linuxである。 |
 ^独立系^^ ^独立系^^
-|Turbolinux<html><br/></html>(ターボ リナックス)|10年以上前から日本国内でパッケージ販売が行われてきた歴史あるLinuxである。\\ 日本に本社のあるターボ リナックス社が開発している。\\ 早期にLinuxカーネル2.6の採用、Windows Mediaを再生できるソフトの同梱、AMD64へのいち早い対応で有名である。|+|[[linux:turbolinux|Turbolinux]]\\ (ターボ リナックス)|10年以上前から日本国内でパッケージ販売が行われてきた歴史あるLinuxである。\\ 日本に本社のあるターボ リナックス社が開発している。\\ 早期にLinuxカーネル2.6の採用、Windows Mediaを再生できるソフトの同梱、AMD64へのいち早い対応で有名である。| 
 +</WRAP>
 参考文献:\\ 参考文献:\\
 [[http://ja.wikipedia.org/wiki/Linuxディストリビューション|Linuxディストリビューション - Wikipedia]]\\ [[http://ja.wikipedia.org/wiki/Linuxディストリビューション|Linuxディストリビューション - Wikipedia]]\\
 [[http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080409/298519/|Linuxディストリビューション全集:ITpro]]\\ [[http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080409/298519/|Linuxディストリビューション全集:ITpro]]\\
 +
 ===== Linuxのディレクトリ構造 ===== ===== Linuxのディレクトリ構造 =====
  LinuxやUnix系OSのディレクトリ構造は、__基本的__にはFHS - Filesystem Hierarchy Standard(ファイルシステム・ヒエラルキー・スタンダード)と呼ばれるファイルシステム階層標準に従っている。\\  LinuxやUnix系OSのディレクトリ構造は、__基本的__にはFHS - Filesystem Hierarchy Standard(ファイルシステム・ヒエラルキー・スタンダード)と呼ばれるファイルシステム階層標準に従っている。\\
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 | /usr/lib64  | /bin/ の基本的なコマンドや、/sbin/ のシステム管理系のコマンドを実行するのに必要な64ビット用ライブラリが格納されている。  | | /usr/lib64  | /bin/ の基本的なコマンドや、/sbin/ のシステム管理系のコマンドを実行するのに必要な64ビット用ライブラリが格納されている。  |
 | /var  | 可変(**Var**iable)なファイル群。内容が常に変化するようなファイル群を格納する。例えば、ログ、スプール、一時的電子メールファイルなど。別パーティションとすることもある。 | | /var  | 可変(**Var**iable)なファイル群。内容が常に変化するようなファイル群を格納する。例えば、ログ、スプール、一時的電子メールファイルなど。別パーティションとすることもある。 |
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 ===== 参考文献 ===== ===== 参考文献 =====
 [[http://www.pathname.com/fhs/pub/fhs-2.3.html|Filesystem Hierarchy Standard - pathname.com]]\\ [[http://www.pathname.com/fhs/pub/fhs-2.3.html|Filesystem Hierarchy Standard - pathname.com]]\\
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  • 最終更新: 2024/02/20 07:49
  • by ともやん