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Encoding クラス (System.Text)

 .NET Framework がテキストを保持する際の内部表現は Unicode UTF-16 である。 例えば、Shift-JIS形式のファイルからデータを読み込む場合、デコーダはShift-JISを内部表現のUTF-16に変換する。 また、Shift-JIS形式のファイルにデータを書き込む場合、エンコーダは内部形式のUTF-16をShift-JISに変換する。

 Encoding クラスから派生した ASCIIEncoding や UTF8Encoding は、エンコーダ/デコーダが動作する規則を表している。 そのため、文字コード変換(エンコード/デコード)を行う処理では、Encodingを指定することによってエンコーダ/デコーダの動作を指定できる。

クラス名説明
ASCIIEncodingUnicode文字を1個の7ビットASCII文字としてエンコードする。このエンコーディングは、U+0000~U+007Fまでの文字値だけをサポートする。コード ページは20127。
Encoding.ASCIIプロパティを通じても使用できる。
UTF7EncodingUTF-7エンコーディングを使用してUnicode文字をエンコードする。このエンコーディングは、すべてのUnicode文字値をサポートしている。コード ページは65000。
Encoding.UTF7プロパティを通じても使用できる。
UTF8EncodingUTF-8エンコーディングを使用してUnicode文字をエンコードする。このエンコーディングは、すべてのUnicode文字値をサポートしている。コード ページは65001。
Encoding.UTF8プロパティを通じて使用できる。
UnicodeEncodingUTF-16エンコーディングを使用してUnicode文字をエンコードする。リトル エンディアン(コード ページ 1200)とビッグ エンディアン(コード ページ 1201)の両方のバイト順をサポートしている。
Encoding.Unicodeプロパティ、および Encoding.BigEndianUnicodeプロパティを通じても使用できる。
UTF32EncodingUTF-32エンコーディングを使用してUnicode文字をエンコードする。リトル エンディアン(コード ページ 65005)とビッグ エンディアン(コード ページ 65006)の両方のバイト順をサポートしている。
Encoding.UTF32プロパティを通じても使用できる。
  • dotnet/encoding.1232335631.txt.gz
  • 最終更新: 2019/05/18 02:23
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