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LVM(Logical Volume Manager) - 論理ボリューム管理
GNU Parted を利用して 2TB 超えのパーティションを作成
- デバイスを引数に指定して GNU Parted を起動する。
# parted /dev/sdb GNU Parted 1.8.8 /dev/sdb を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
- 2TB を超えるパーティションを作成するには、GPT(GUID Partition Table) ディスクラベルを作成する。
msdos(MBR形式のパーティションテーブル) ディスクラベルでは 2TB が管理の限界なので注意。(parted) mklabel 警告: いま存在している /dev/sdb のディスクラベルは破壊され、 このディスクの全データが失われます。続行しますか? はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? y 新しいディスクラベル? [msdos]? gpt (parted) print モデル: HPT DISK_0_1 (scsi) ディスク /dev/sdb: 2872GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
- ディスクの最大容量でパーティションを作成する。
(parted) mkpart パーティションの名前? []? ファイルシステムの種類? [ext2]? 開始? 0 終了? 2872G (parted) print モデル: HPT DISK_0_1 (scsi) ディスク /dev/sdb: 2872GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: gpt 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ 1 17.4kB 2872GB 2872GB msftres (parted) quit 通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。
LVM の PV、VG、LV について
LVM では、PV(Physical Volume - 物理ボリューム)を作成し、PV を1つ以上使って VG(Volume Group - ボリュームグループ)を作成する。
そして、VG(ボリュームグループ) の中に LV(Physical Volume - 論理ボリューム) をマッピングして作成する。
LV(論理ボリューム) には、ext4 などのファイルシステムを作成して利用する。
LV(論理ボリューム) は、利用中であっても VG(ボリュームグループ) の空き領域を割り当てて拡張することができる。
VG(ボリュームグループ) の空き容量がなくなってきた場合は、新しい PV(物理ボリューム) を VG(ボリュームグループ) に追加することで、簡単に容量を増やすことがきる。
PV(Physical Volume - 物理ボリューム) の作成
- pvcreate コマンドを使用して PV(物理ボリューム) を初期化する。
# pvcreate /dev/sdb1 Physical volume "/dev/sdb1" successfully created
- pvdisplay コマンドにて作成状況を確認する。
# pvdisplay --- Physical volume --- PV Name /dev/sda2 VG Name vg_monster PV Size 119.01 GB / not usable 4.16 MB Allocatable yes (but full) PE Size (KByte) 4096 Total PE 30465 Free PE 0 Allocated PE 30465 PV UUID sVhxN7-Bf8u-35yp-BmZ6-CjSd-9fOn-TNAvCv "/dev/sdb1" is a new physical volume of "2.61 TB" --- NEW Physical volume --- PV Name /dev/sdb1 VG Name PV Size 2.61 TB Allocatable NO PE Size (KByte) 0 Total PE 0 Free PE 0 Allocated PE 0 PV UUID OdPiUV-biUo-gha3-cAOA-QiB1-aFyc-waev4A